ボクの天使

キミが天使なんだということを
ボクは知っている
キミがいつか天に還ることを
ボクは知っている


誰よりも寂しがり屋で
誰よりも甘えん坊で
誰よりも優しいことを
ボクは知っている


キミの翼が風にあおられ
折れてしまいそうなほどに軋んでも
精一杯羽ばたいていることを
ボクは知っている


傷つき疲れ果て
あの空の高みから
逆さまに堕ちてしまいそうなら
ここへおいで


詩を詠ってあげる
音を奏でてあげる
真実を語る眼差しも
魂から湧き出る泉も
全部キミにあげる


そしてまた
ボクの天使よ
もう一度舞い上がれ
純白の羽を広げて


―永遠に消えないボクの賛美歌―



「悲愴ソナタ 第二楽章」 ベートーベン