「永流堂奇譚」第二話初出の麻利絵は、ボディラインを強調するような黒いスーツを着た背の高い美人。
永流堂にある”いわくつき”商品の数々は彼女が仕入れたものだが、「どこから」持って来るのかについては語られていない。
また、永流堂にある品のうち、”いわく”が取れた品は麻利絵によって別の店に持っていかれる。そのうちの一つが「しぃ」が店長を務めるアンティークショップ『トロイア』。
物事をはっきり言うタイプで男勝りな性格。おっとりした「しぃ」とは対照的だが時間を忘れて話し込むほど仲が良い。
「L」とは旧知の仲らしく、「性格悪い」「ヤなやつ」「ひねくれ者のサディスト」などといっている。ちなみに、当の「L」は麻利絵の言をまったく気にしていないが、麻利絵は「Lは私が来ると不機嫌になる」と話している。
「L」がキセルで吸っている蓮の葉は麻利絵が持って来るものの一つで、売り物ではない唯一の品。「L」にとっては非常に重要な意味がある物らしい。
時々、周囲の人を茶化そうとする、いたずらっぽいところがある。
一見すると普通の女性だが、名乗ってもいない相手の名前を知っていたり、他人の目には見えないものが見えていたりするなど、奇妙な点がいくつかある。相手の年齢問わず、永流堂やトロイアの客を「子」と呼ぶ。
麻利絵は見た目はセクシーだけどサッパリした姉御肌で、ヒールの高い靴を履いてさっそうと歩くキャリアウーマンです。
時々、発揮するお色気は普通の男性には効果があるものの「L」にはまったく効果なし。仕方ないね、「L」だもの。
永流堂や「L」について詳しく知る人物の一人で、重要なキーパーソンになるかもしれない。