旅行記

四国一周その4

8月9日 窪川〜四国カルスト〜城川



朝早く出発し、快調に四万十川沿いを走る
早朝はモヤがかかっていてなんとも幽幻な雰囲気


沈下橋って四万十川全域で何本あるのかなーと思って調べたところ、支流も含めて47本もあるそうです。



道の駅大正の食堂裏から見た、朝日に映える四万十川



休憩+コンビニおにぎりで栄養補給。
自販機でほうじ茶にはカワイイおばあちゃんの写真が…。
高知は密かに茶どころなんだと、高知に来てから知った。

自動車学校に行ってた頃、仲良くなった先生が「四国ガイドブック」みたいな人…ていうかぶっちゃけ鉄分豊富で、車でも四国を相当走っている人に
「大正の次は昭和だよ」
と教えられたのですが

マジで大正の次の町は昭和でした
でも、平成はありませんでした…
平成(´・ω・)カワイソス



そのまま四万十川沿いに走って愛媛県へ。
「泊まろうかなポイント」の手前、松野に到着



お腹もすいたので道の駅でピザセット。



フォークはカニ、ナイフはふぐでメッチャ可愛かった。
本当は松野あたりで泊まるつもりだったのだけど、時間もまだ早いのでそのまま内子へ向かうことにする。
まぁ、距離的には行けなくはないし、道はなだらかだし



そう決めて走り始めてしばらく…なんか左腰が痛い…
一気にペースダウンしてしまう
そうこうするうちに日も高くなり始め、気温が…

(;´д`)あばばばばば、死ぬ

甘い飲み物が欲しくなったので、材木屋の前にあった自販機でジュースを買うことに
すると、田舎ベンツ(軽トラ)に木を積んでたおじちゃんに話しかけられる

「どこまで行くん?」
『内子です(;´д`)』
「えー。道はなるい(なだらか)けど、熱中症になるよ!自転車つんでやるから、途中まで送って行こうか?」

『いやそんな…アザーッス!(゚∀゚)』


おじちゃんの運転はいろんな意味ですごかった
「制限速度?なにそれおいしいの?」て感じな上
時々「センターライン?なにそれおいし(ry」になるのです
でも、狭い道で行き会うのやらはやたら巧いです
なんか、常にハンドルにかじりつくような前のめり(笑)
人がよくて明るいおじちゃんでした

「あのなるい山あるでしよ、あれ、四国カルスト。行った?」
『近くまでは行ったんですけど、登ってはないです』
「今日はいい天気だからなぁ、眺めいいぜぇ、四国カルスト、行くか?」


『いやそんな…アザーッス!』


おじちゃんはちょっと用事(施設にいるお母さんとご飯だとか)があるから、一時ごろここに迎えに来るよ!と、宝泉坊温泉に下ろしてもらう
小一時間ほど風呂でマターリして、マッサージチェアでぐでんぐでんになった後昼食。



美味しかったのに何丼だったか忘れちまった。orz

おじちゃんと再会し、田舎ベンツで四国カルストに向かう

おじちゃんは旅人の世話をするのが趣味の様な人で、四国カルストが特にイチオシなのだそうな(笑)
標高が高いので夏でも涼しいから、自分は「軽井沢」と呼んでいるらしい
私の前は、奈良から来たチャリダーを四国カルストに連れて行ったらしい
「奈良は町なんじゃろ?」と言うので、以前行った十津川村の話をして
「とにかく道が酷くて、今走ってる道なんてあれに比べたら全然いいです」というと、それ以来十津川村が大好きになった様子(笑)
知り合いに十津川村出身の人がいて、その人は愛媛の田舎でも「十津川村に比べたらすごく町だ」と言っていたらしい。私もそうおもうよ!















カルストの上は風が結構強い上、少し肌寒い。
キャンプ場になっているけど、夜は極寒の地らしいwww
おじちゃん曰く「こんなところでキャンプするのは変わり者」らしい。


カルストを観光したら時間は夕方
「内子は安い宿がないし、明日仕事で松山に行くのに内子まで行くから、今日はこのへんで泊まって、明日内子まで連れていったげようか?」
と言われたので、とりあえずそうすることに

しかし、運悪く土曜日
泊まる場所の少ない田舎…やはりと言うかなんと言うか、宿探しは難航

結局決まったのは、国道から結構離れた山の上のキャンプ場
周りは山、すぐそばに湖、ログハウス調の古いバンガロー



す…すてきじゃん…ホッケーマスクの殺人鬼がいそうで…



あら、なんてステキなクリスタルレイク(違

なんか、小学生親子キャンプみたいなのをやってて外は賑やかでした。
…寂しくなんかないんだよ!


火と水はあるけど食糧がないので、おじちゃんが近くの店で弁当を買ってきてくれた。あなたが神か

明日六時ごろ迎えにくるなー。と言っておじちゃん帰宅
小学生たちが肝試しを始めたらしく、山の方からキャーという声が聞こえ始めたのを聞きつつ、一人弁当を食べる女

寂しくなんかないんだよ!(´;ω;`)ブワッ


その時、視線の端を何かが横切った

あぁ、神様
幽霊やホッケーマスクの殺人鬼より恐ろしいものがいます

黒いヤツです

箸を持ったまま硬直…していてもヤツは消えない
今はカーテンの陰でおとなしくしているが、いつ向かってくるかわからないじゃないか!

逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げ…

箒でカーテンをめくる
走り出す黒いヤツ

「キョエエエッ!ヽ(`Д´)ノ」

れいとのこうげき!
かいしんのいちげき!
黒いヤツに500のダメージをあたえた!
黒いヤツを倒した!


ちりとりで死体を回収し、外に捨てる…はぁ、変な汗かいた…。

電気消したらまた出そうなんで、つけたまま就寝


8月10日 城川〜松山

翌朝、メガネが汚れていたので拭いているとショッキングな事件が…



レンズが割れてつるが取れたorz

このメガネ、メーカーの特許技術でレンズとつるがついているので、修理はメーカー送りになるんだよね…
修理には時間もお金も結構かかっちゃうんだ…orz

しかし、不幸中の幸いというかなんと言うか、今回の四国一周のきっかけは自動車教習所の合宿だったわけでして…。
持っていますとも!スペアメガネ!!
壊れた方は主に近〜中距離用なのですが、スペアのほうは運転用ということで中〜長距離用なのです。
あと、スペアというわけではないけどサングラスにも度が入っているのでなんとか大丈夫。


おじちゃんに内子まで乗せていってもらう
なんか色々御世話になりました

内子の町並みを見学



内子駅前の機関車













城壁の建物が一杯でなかなかいい雰囲気だったけれど、時間が早かったためお土産屋なども開いておらず…やることもないので松山に向かう。

内子から松山は意外に近かった。



市街に行く前に空港へ寄り道…国際線も出てるとは知らなかった



ロビーのカフェでちょっと休憩。みかんジュースおいしかったです。



松山に着いて道後温泉の方へ
ユースホステルのチェックインまで時間があったので通りすがりの銭湯に入る。
道後温泉の源泉からお湯を引いている銭湯らしい。低料金で温泉のお湯が楽しめてラッキー。
自転車のあとはやはりお風呂ですなぁ…。



道後温泉本館。
ここはお風呂代のほかに入場料もかかるらしい…高いしお風呂はいったからもういいんだけどね!

道後温泉の裏の駐輪場に自転車を置いて散策。



みやげ物屋街をぶらぶら歩いていると、美味しそうなアイス発見。
甘酒味…確かに甘酒っぽかった。









坊ちゃん列車に乗って松山市駅へ。
といっても、これといって何も見ないでまた道後温泉に戻る。
いや、坊ちゃん列車に乗りたかっただけなんだよ。

温泉街の酒屋でなにやら面白い物発見
なんと「しいたけ焼酎」
速攻で購入&発送。高知でも酒を買って送ったが…自分は一滴喪もまないんだよねww


ユースホステルにチェックインしてちょっと休憩した後、夜の散策に出かける。



晩御飯は愛媛の郷土料理「鯛めし(ひゅうがめし)」にしました。
鯛めしには東予・中予の炊き込みご飯スタイルと、南予の刺身のせスタイル
があるのですが、これは南予スタイル。

鯛の刺身を特製のタレにつけ込み、生卵・ゴマ・きざみネギなどの薬味といっしょに混ぜたものを、炊きたての御飯の上にかけて、一分ほど蓋をして待つ(すぐ食べてもいいけど、蓋をして待つと味がなじんで美味しくなる。)



蓋をした後のものがコレ。
上品ぶらず豪快に書き込んで味わいましょう。
(゚д゚)ウ-(゚Д゚)マー(゚A゚)イ-…ヽ(゚∀゚)ノ…ゾォォォォォ!!!!



道後温泉駅前にあるからくり時計。
夜はライトアップされていていい雰囲気。



温泉街で売っていた「ぬれおかき」を焼き鳥のように焼いた物。
あましょっぱくて美味しかった。



道後温泉本館。
夜は「千と千尋」の湯屋みたいな雰囲気でした。



道後温泉本館の近くにいた大人しいネコ。
触っても逃げない、あるいてるオネーサンたちにも大人気でしたw


ユースに戻ってダラダラ。
中は特に汚くもなく、綺麗でもなく普通のユースなのだけど、色んなところにオーラがなんちゃら気がなんちゃらマイナスイオンがなんちゃら書いてあったり、ユースの特長とも言うべきお客同士の交流会も、なんかオーラセミナーとか書いてあって気持ち悪かったです。

まぁ気にしない。
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