淡路島自転車旅行

当時の愛馬(笑)
何の変哲も無いママチャリというかシティサイクル。
とりあえずキャッツアイのライトと、サイクルコンピューターが付いています。
暗くて全然分からんw
今回は夜明け前に出発してフェリーに乗り、淡路島で夜明けを迎えるという計画。
小豆島より面積が広いので、二泊くらいの覚悟で…
荷物はちょっとした着替え類、自炊道具と寝袋、ケータイ。以上!
29日、午前0時起床
米を炊いてから夜食
おにぎりを三つ作って、荷物の再チェック
いつもながら、出発前に荷物減らす(笑)
いやぁ、野宿グッズと自炊キット含めてリュック一個しかないのだけど、まだまだ減らすかと(笑)
なんせ、チャリの旅は軽量化が課題ですからね
んで、当初は二時に出発予定だったものの、予定のフェリーに間に合わなければ困るのと、単純にやることがなかったのと、早く行きたくて仕方なく、一時に出発(笑)
出る前にサイクルコンピュータをリセット…
(´Д`)?
なぜか集積走行距離だけリセットされない(笑)
いきなりトラブルっすか?(笑)
なんだかんだいじってみるが、リセットされないので諦める
とりあえず出発ー
少し肌寒いけど、走っていると熱くなるのでちょうどいい感じ
深夜なので交通量も少なくて、かなり快適
垂水あたりは一桁国道のくせに片道に一車線ずつしかなく、歩道も少ないので、車が少ないと安心。
しかし、ここでまた大変なことが起こる…

二時に明石到着orz
乗るつもりのフェリーは四時半www
時間あまりすぎ(笑)
てか、うちから明石まで二時間かかるという計算だったのが、一時間でついてしまったのも誤算
むぅ。小豆島のころより格段に脚力が…
(小豆島の頃は自転車にほとんど乗っていなかったけれど、このときは自転車通勤だった )


しかたないので駅前の吉野家で豚丼を食べて、ベンチで仮眠
その後、コンビニで立ち読みして時間つぶし
四時すぎに乗り場に行ってフェリーを待つ

はい、荷物はこれだけです。
前かごに積んでこぐこともあれば、背中に背負うことも。
前に積むとバランス崩しやすいので、背負ってることも多かったかな。


フェリーに乗っていると、空がだんだん明るくなってくる。少し雲が多いかなぁ…
上陸すると、ひんやりしている。走るといい具合いになるんだけどね^^
島を西回りに、快調に走り出す。夜明けになるものの、曇りでいまいち
ていうか、なにげに「サンセットライン」だしなー、朝日なんか見えねぇよw
時代に逆行するっつーのはこのことか(違)

かなりいいペースで走ると、野島断層につく。まだ七時前www
もちろん、保存館はあいてない
休憩兼エネルギー補給しようとすると、地元のおじさんに話しかけられる ママチャリで島を一周するというと、普通に驚愕された。
菓子パンとバナナを食べてしばしボケーっと時間をすごす。
休憩のあと出発しようとすると、観光案内の看板がみえたので、一応みてみる…
ほえ?(´Д`)
フェリー乗り場から現在地まで13kmってかいてるのに…
サイクルコンピュータでは半分しか記録してないんですけど
サイクルコンピュータの設定をみると、タイヤの周長設定が変わってた…orz
直そうとしてみるものの…直せないorz
いやー、なんかもういいや…。
北淡町西側の道は、ほとんど海沿いの綺麗な舗装道。
天気は曇っていたけれど、涼しくてちょうどいい感じ。
のんびり景色を眺めつつ行こうかと思ったものの、あまりにもの走りやすさにペース上がりっぱなしw
五色町に入ったあたりから道が狭くなり、舗装の状態もがたがたしてくる。
悪路というほどでもないけど、なんと言うか財政の差を感じますwwwっうぇwっうぇww
五色町は高田屋嘉兵衛の出身地らしく、ところどころに縁の地が点在している。

町役場?前の公園で休憩…どうやら、この役場前の広場は高田屋嘉兵衛の屋敷跡らしい。
高田屋嘉兵衛さん、ちょいとお邪魔しますよー♪
軽くストレッチして、氷砂糖をなめて糖分補給。
ついでに歯磨きなんぞしていると、何処からかともなく猫の鳴き声がする。
どこにいるのかと探してみると、散歩用の道らしきものの入り口のところに茶色い猫と、雑種っぽい犬が…。
私「犬だー、にゃーにゃー(´∀`)」←違う
犬「………(´・ω・)」
私「にゃーにゃー(´∀`)))」←一歩近づく
犬「………(´・ω・)))」←一歩退く
私「にゃーにゃー(´∀`))))」←ニ三歩近づく
犬「【犬小屋】ω・`)Ξササッ」

じー…
私が右に動くと犬は左に、私が左に行くと犬は右にwww
ちょwwwwそんなに気になるなら遊ぼうぜwwwww
犬とのかくれんぼを一方的に楽しんだ後、小一時間ほどの休憩を終えて再度出発。
道幅が狭いわりに交通量が少し多く、若干アップダウンのある道をしばらく走っていくと、慶野松原に到着。
実は、商船大学の水泳訓練(二泊三日くらいの合宿)は慶野松原。
すこし思い出に浸ってみようかと思い、県道を外れて海岸のほうへ。
自転車を押しながら進入すると、前輪が砂にめり込んで大変なことにww
そんなことは気にせず、うりゃーっと押しながら砂浜まで行ってみると、浜辺にたくさんのゴミが…大量に散乱したペットボトルに唖然。
海を汚すやつは許せん!
ゴミを不法投棄するヤツは首をくくれ!
いつかまたここに来るときは、大量のゴミ袋持参で来ようと思いつつ、松林の間を自転車を押して歩く。

松の香りが心地よい空間。
木が内陸部に向かって傾いているのは、常に海側からの風に吹かれているためだそうな。
松林の中を散策した後、再び自転車に乗って南下し始める。
内陸部に入るルートを無視し、ひたすら海岸沿いを走る。
山岳地帯で結構キツイ登りもあり、変速なしの重いシティサイクルでは乗ったまま登るのは不可能なため、押して歩くことも。
せめて3段変速でもついていればなぁ。

長い上り坂を登りきると、視界が急に開けた。
大鳴門橋と、そこに繋がる四国!
とうとうここまできたー!!!
一先ず自転車を降りて四国に向かって「ひょー!」と叫んでみるww
無駄にハイテンションw
水分補給と糖分補給を済ませて、今度は坂道を下り、漁港のあたりをのんびり流す感じで通過。
地元のおばあちゃんと目が合い、微笑しつつ会釈。
アップダウンのある道に入ったあたりからツーリングのバイク集団とすれ違いはじめる。
時間はお昼前。
自転車を押して歩く自分を追い抜いていくバイクやら、向かいから下ってくるバイクを見ると「いいなー、気持ちよさそうだなー、上りが楽そうだなー」となんとなく恨めしいような気分になる。
段々天気が崩れてきた。渦潮を見に行こうかと思ったけれど、大潮までニ時間くらい暇が在るし、何より貧乏旅行なので、今回はパスする
南淡路島ICの近くに、おみやげ物やらしきものがあるので止まってみると、ワンニャンランドなるものが併設されていた。
覗いてみると、閉園という札がかかっていたが、犬が20種類くらいいた。 フェンスに近づくと、奥のほうから猛ダッシュで走ってきて「ワンワンワンワン!」「ギャウギャウー!」と大騒ぎw
なんか、ライオンカットのシェルティーとボクサーが喧嘩し始めたり、どえらいことになってきたww
小雨がぱらついてきたので先を急ぐことに。
福良の手前あたりから雨脚が強くなってきたのと、大腿四等筋・大臀筋が張ってきたので、どこかで雨宿り兼休憩しようと思いふらふらしていると「ゆーぷる」という健康ランド(?)の看板発見。
とりあえず、ここで休もうと思い、看板に従って進んでいく。
雨は結構本降りになり、足のほうもだいぶ疲れてきたのでさっさと休憩したい。
「ゆーぷる 2km」と書いているので、あと少しだ〜…と安心していると…目の前に激坂登場orz
引き返すわけにも行かないし、あと少しだからと思い、自転車を押しつつ歩いていく。
気温はさほど低くないし、ずぶ濡れになるほどの降りでもなかったのでよかったものの、雨にぬれながら山道を自転車押しつつ一人で歩くというのはなかなか凹む。
結局「絶対2kmじゃねーよ!コンチクショー!」な距離を自転車押しながら歩き、やっとたどりついた「ゆーぷる」で、小一時間ほど入浴タイム♪
荷物の方は、振り出した頃からレジャーシートをかぶせていたので濡れることなくすみましたが、自分はそのまま歩いていたんでじっとり。
ま、濡れて歩くの好きなんですけどねw
ていうか、逆にカッパ着たりしたほうが濡れたかもしれん…
お風呂の中で足の筋肉をしっかり伸ばし、上がってからも時間をかけてストレッチ。
まだ止みそうもないし、お昼もまだだったので、ここらでガッツリいっとこうかと思い、おろしハンバーグ定食とたこのから揚げを食べる。

ウマー(´Д`*)
入欲と食欲を満たすと、次に襲ってきたのは睡眠欲w
雨音を聞きながら、しばし仮眠。
小一時間ほどして目を覚ますと、雨がすっかり止んでいて、曇り空の間からほんのり日が射しているではないですか。
足も疲れたし、雨も止みそうにないから福良あたりでキャンプしようかと思っていたのだけれど、一睡したら気力体力共に回復していたので、もう少し先に進んでみようと思い立つ。
とりあえず、食堂の冷水器から水を拝借ww
お腹も気力も体力もペットボトルも満たして再出発。
車体はそれほど濡れていなかったけれど、路面が濡れているのでスリップに注意しつつ、押して登ってきた坂を一気に下る。
かなり爽快な気分で下りきったところ、周りの風景が微妙に違うことに気づくww
間違って内陸部のほうに降りてしまったらしい(´∀`;)

まぁ、帳尻さえ合えばOK
少し走って、当初予定していたルートに無事合流。
途中、傾斜12度の下り坂があって、さすがにノンブレーキは怖すぎるんで、少しブレーキかけた。ちと怖かったけど、かなり面白かった。

海沿いの道は、北部に比べるとやや狭いものの、なかなかの快走路。
微妙にアップダウンがあり、体力回復したとはいえ、やはり足がキツイ。
フラフラ走行して事故でもすると危険なので、登りでは妙な意地を張らずに押して歩き、下りはノンブレーキでどばーっと下るw
下りの勢いで上れるだけ上ったら途中で押して歩いて、上りきったらまた下っての繰り返し。
うーむ、なかなか楽しいw
しばらく走ると、黒岩水仙郷を通過して、モンキーパークにたどり着く。
入ろうかどうか結構迷ったのだけど、リュックの中にバナナが入ってるからやめた。
バナナ取られたら嫌だもん(´ー`)
さて、ここから先は難所といわれる立川水仙郷
もとより、峠を攻めるつもりなど毛頭もないゆえ、えっちらおっちら歩いていく。
実は、淡路で唯一行きたい場所があり、それが立川水仙郷(にある、ナゾのパラダイス)なのです。
水仙郷にキャンプ場があったはずから、そこで一泊すればいいや〜ヽ(´∀`)ノ
キツイ坂を登っていくと、やっと頂上らしき場所に堂々と聳え立つ看板!!

ついにキタ――(・∀・)――!!
近くの売店でチケットを購入し、駐車場に自転車を置いて谷を下っていく。

チンチン音頭発祥の地w

ナゾのパラダイス名物UFO神社
なんでも、ここから厄除け円盤(ただのフリスビー)を投げると願いがかなうらしいぞww
しかし!ナゾのパラダイスはこれだけではない!
そのずっと奥にこそ、ナゾのパラダイスの真骨頂があるのだっ!!
そう…ナゾのパラダイスとは…

ィャ―(*ノ∀ノ)―ン!
では、張り切って散策(`・ω・)=3モフーン♪
□■□■□■しばらくお待ちください□■□■□■
いろんな意味ですごかったです(*ノノ)ホ゜
さて、キャンプ場で泊まろうと思い、売店のおばちゃんに聞いてみると…
「え?キャンプ場?(´∀`)」
え?!Σ(´Д`;)
なんか、どうにもこうにもキャンプ場の情報が一向にもらえないww
てか、もしかしてもしかしなくても、キャンプ場はないのですか?!
日はすっかり傾き、空は赤く染まりつつ…
う…うーむ…これは急いで洲本まで行くしかないか!(´∀`;)
ナゾのパラダイスで明らかに嫌がらせとしか思えないお土産を購入し、とりあえず洲本まで向かう。
ただ、水仙郷が頂上(?)なので、ここからはほとんど下り坂。
ゆるいカーブとビハインドカーブが続く下りを、ポンピングブレーキを使って、速度をあまり殺さずに走る。
前カゴに荷物を積んでいるので、ハンドルを切ると転倒するので、加速がついた状態のコーナリングは主に体重移動ww
はい、一緒にサイクリングした人から「バイクのような乗り方をしている」といわれました。ひぃ。
あたりが少し薄暗くなってきた頃、洲本温泉に到着!
観光客と観光バスが多いので、注意して走る。
一泊XXXX円とか、内湯完備とか、産地直送海鮮料理とか…貧乏人にはおよそ縁のない看板を横目で見つつ、野営地を探す。
んむぅ。どこに行っても迫害されそうな雰囲気ですwww
ジャスコの看板があったので、少し進んで洲本市街へ。
海水浴場でオートキャンプを張っている人たちがごろごろ…今日はあそこらへんで寝るかなぁ…。
その前に食料調達せねばと思い、ひとまずジャスコを探す。
ジャスコあったーーーーーーーーーーーーーーーーヽ(´∀`)ノ
駐輪所に自転車を止め、リュックを背負って出陣。
あぁ、文明の匂いがする!
とりあえず何も買わずにエスカレータを上がって、フードコートに行くと、冷水器の前の席に陣取ってしばし放心。
(´ρ`;)ク゛ッタリ
何も食べず、冷水器の水だけ飲んで晩御飯のプランを練る。
家を出るとき作っておいたおにぎりが一つ余っているから、それを晩に食べるとしたら米を炊くべきか否か
炊いて明日のためにおにぎりを作ってもいいんじゃないかとか…。
いやしかし、カバンの中にはまだ菓子パンとバナナが残ってるしー…ていうか市街地まで来たんだから外食しちゃう?さっきマクドあったよなー。
いやいや、それでは旅の楽しみを減らすようなもんじゃないか…。ていうか、マクドは世界規模であるだろw
色々と葛藤しつつも、空になったペットボトルに水を汲むww
結局、予算もそんなにないし、旅の楽しみは外で食べるご飯にありという結論に達し、一階で地元の魚でも買って食べようということに。
ショッピングカートのしたの段にリュックを載せ、店内をうろうろ見て回る。
鮮魚コーナーにいろんな魚が並んでいるものの、カナダ産とかノルウェー産とかwww
やっと見つけた鳴門産のお魚さん。
数があんまり置いてなかったので選択肢が少ない。
鯛とか、高くて無理〜〜(´Д`;)
とりあえず、手ごろなお値段の白キスとメバルを購入。
今日はメバルの塩焼き〜♪
ちゃっかりと、安売りしていたシャウエッセンまで購入w
ジャスコの近くの公園でいざ調理…
つか、もう疲れ果てているので、焼くだけでもういいやwww

簡易コンロと丸網で、一人BBQ……………………
なんだろう、この虚しさはorz
一人楽しくやっていると、匂いをかぎつけた犬登場。
犬「(・ω・U)」
私「……( ´∀`)」
犬「……ホ゛フッ!(・ω・U)」
私「シャァァァァァァァァッ!!(#´□`)」
犬「ヒ゛クッ!Σ(・ω・U)」
私「キシャァッ!!!(#´□`)」
犬「きゅぅぅぅん…(逃)」
勝った(´∀`*)
↑犬と餌の取り合いをする24歳(当時)
すっかりお腹を満たし、あたりを綺麗に片付け終えたところ、なんだかお風呂に入りたくなる。
当初、食事したところで寝る気だったのだけど、すぐ傍にある建物が「お化け出そう級」に不気味だったので、移動したくなったのもあり、銭湯探しの旅に。
が、しかし。あるのは飲み屋ばかりで銭湯らしきものはない。
唯一あったのは、洲本温泉の源泉を引いた足湯のみ。
さすがにこれに浸かるわけにはいかんしなwwww
まぁ、昼に入ったのでよしとするか…と、とりあえずあきらめる。
足湯があるのは公園のようなところで、屋根のついた休憩所(正方形のベンチのようなもの)があり、洲本警察署の真向かい。
屋根あるし、地面にごろ寝しなくていいし、警察の前だし、そこで寝ることに決定。
さっさと寝袋を広げ、防寒用のシーツもかぶり、寝袋の中でリュックを抱えて就寝。
とはいえ、野宿中は基本的に眠りが浅いっちゅーか何ちゅーか。まぁ、アレです。忍者のような感じで寝ています。
有事の際はいつでも動ける状態です。
多分、2時ごろでしょうか。一台の車の気配…続いて男女4人くらいの騒がしい話し声。
うっせー!てめーら安眠妨害じゃぁぁぁ(#´Д`)
はい、元々浅めの睡眠が余計に浅くなってくれやがりましたorz
やつらがいなくなってしばらくの静寂。
すっかり覚醒したのは5時前でした。

朝の冷え込みはそんなに酷くなかったものの、じっとしてると肌寒い感じ。
別に行くようなところも無いし、とりあえず出発することに。
菓子パンとバナナを一本食べ、夜明け前の洲本を出発。車が少なくて走りやすい。

いい天気です
途中、道路脇のコンビニでおにぎりを買って食べ、ストレッチして小休止。
昨日の疲れがまだ残っていて、足が重い…。
走りやすいことが救いですな。
重い足を動かしながら走る。
実は、帰路というのが一番つらい。
目標達成したからもういいじゃん、という気分になってしまうため、精神力だけで進まなくてはならない。

しばらく走っていくと…

明石海峡キターーー
一周ヽ(´∀`)ノ達成
さて、後は神戸に帰るだけ!
お土産かって帰らねば!!と、道の駅に行くものの…
開店前orz
いやーね、まーねぇ、だって8時前だもんねぇ…
仕方ないので、何も買わずに淡路を去ることにしました。

さらば淡路よ。
明石からはのんびり走って帰ろうとかいってたのに、快調なペースで走っておりました。
帰宅したのは午前10時前。はえぇ。
疲れてバタンキューかと思いきや、掃除洗濯。
どこにそんな元気があるんだ。