旅行記

タイ社員旅行

生まれて初めて「社員旅行」に行ったぜwwwっうぇwwっうぇww
バンコク一日目

関西空港から5時間程度のフライトでバンコクに着く
アジアの国は案外近い

乗ったのはタイ航空のわりと新しくて綺麗な機体
なんと、エコノミーでも座席ごとにテレビがついている
これでニュースや映画やオーディオを楽しめるそうだ!
というわけで、ウキウキで操作したのだが…映像どころか音も出ない
なんでも、自分がいる辺りだけそのような具合らしい…うぐぅ

乗ってすぐ機内食


なんと、金属製のフォークとナイフとスプーンが出た
こういうのはビジネス・ファーストの専売だと思っていた
料理はチキンのレッドカレーがメインで、パンと茶そばがついて…なにこの炭水化物だらけ


バンコクは雨(でもすぐ止んだ)でした

日本の三連休初めの日ということもあり、人が多くて入国に時間がかかりました。
タイのエスカレータは早いです(しかも勾配がきつい)


空港からバスに乗り、ルンピニー公園のそばにあるデュシタニホテルへ
道中驚いたのは、日本車の多さ。
やたらTOYOTAの車が多いです…7割以上は日本車だそうで。
ホテルは伝統あるホテルだそうで、とても雰囲気のいいところでした

少し休憩してからバスで夕食へ
タイ料理の店…といっても、外国人向けにアレンジされた宮廷料理で、あまり辛くない… ていうか甘い


最初に出たシューマイは、なにがあったのかと思うような青色
食べると異様に甘い
レッドカレーもなぜか甘い(でも唐辛子が入っているので、あとはピリピリする)
トムヤンクンはあっさり味

最後に出た果物は、ほとんど熟してない
飛行機の疲れと、意外な味で、全員いまいち食が進まなかったようです

そのあとは自由行動
ホテル近くのスーパーに行きました
ナンプラーの種類の多さに驚いた
メコンウイスキーとナンプラー、謎のオレンジジュースを買う


スーパーが入っている百貨店、ロビンソンに入っているマクドナルド…ドナルドが爽やかな微笑を浮かべて「サワッディーカップ」と…怖いです、うん。

歩いていると、おばあさんが綺麗な花輪を売っている
おばあさんが気に入ったので一つ買うが、この花輪は御供え用。部屋に飾るわけにも…と思っていると、ルンピニー公園に祭壇があるじゃないですか
車がピュンピュン走る道路をタイ人と一緒に渡って(歩行者信号なんて飾りです!偉い人にはそれが分からんのです!てくらい無意味な信号)タイ人のマネをしてお参り

タイ語で何やら言われる
?!?!と思っていると、どうやら「お布施をしなさい」ということらしい
20バーツほどお布施しました

ホテルに戻り、ジュースを飲む…甘い(笑)
ていうかよくみると「オレンジジョース」て書いてるよ
商品名も読めないし(笑)

翌朝早く出かけるため、その日は早めに就寝


バンコク二日目

バンコク二日目は終日フリー♪
ということで、早朝から出かけてやろうと張り切り、起きた時間は5時半。
まだ夜も明けていません。はい。

同室の人を起こさないよう、そーっと着替えて外出。


日本は街灯が多いけど、海外は結構少ないんですよ。

なので、日が昇る前は結構暗く、ついでに足元も悪いのでちょっと危険です。
あと、なんだかジャンキーっぽい人なんかもいてチョット怖いです。

早朝というのは、普段見ることの出来ない街の顔が見えて好きです。
昼のバンコク市街は、建物はボロくてもゴミは落ちていなくて結構綺麗なのですが…早朝はやはりゴミがいっぱい落ちていました。
昼間にゴミがないのは…なんと、夜明け前から掃除をしている人がいるんです。
反射テープつき蛍光イエローのベストを着た人が掃除をしています。
ボランティアではなさそうですが。
昼間の喧騒が嘘のように静かで、車どころか人もほとんど通りません…まぁ、日曜日だからかもしれませんが。
あ、道路は臭いです。
なんとなく、早朝の渋谷、新宿、難波を思い出すような悪臭が漂っていました。

一人で歩いていると、赤いワゴンがスピードを落とし…やばいっ!逃げたほうが…と思っていると。
スーッと窓が開いて女の人が

「サワッディーカー!☆+*‘@#&%??」


道を尋ねられましたw

そうです、私はなぜか「旅先で道を聞かれる/現地人と思われる」というジンクスの持ち主なのです。

ごめんwwタイ語わかんねーやww
というか、わかっても多分道がわかんないww

朝のバンコクは動物天国です。まず最初に出会ったのは20センチ近くあるドブネズミ
余りのでかさに驚愕でしたが、出会っても嬉しくありませんでした。


数が多いのは犬(多分ノラ)
写真の真ん中あたりに写ってるんですが…みんな結構でかくて怖いんですよ。
一応、人間を見ると警戒はするんですが、怖がってるというほどでもなく…しばらくの間後ろから付いてきたりします。ちょっと怖いです。


お寺のようなものがあったので裏に回ってみると、犬が通せんぼして「ワフッ!!ワフゥゥ!!」って吠えてきました
結構でかいし二匹いたので「キシャー!!」言いながら後ずさりして逃げることにしましょう


猫もいました、朝のお参りでしょうか

なんでも、仏教の国なので無駄な殺生はしないし、動物を大切にするそうです。
お寺の近くでは托鉢の残り物を餌にあげることが多く、野良犬が多いそうです。


リスもいました…電線の上を駆け抜けていきます。


なんだかお腹も空いてきたので、適当にそこら辺の屋台へ。
おかゆを食べたかったのだけれど、汁物はなんだか恐ろしかったのでやめときました。
十字型のドーナツ風揚げお菓子と、ガイヤーン(焼き鳥)を食べました。
ガイヤーンうめぇwwww

市場でおばあさんがオレンジを売っていたので一つ買おうと思い「タオライ・カー(いくらですか?)」と言ったところ「15バーツ」とのお答え。
なので、早速買ったら…ぼんぼんぼんと、袋に6個くらい入れ始め…ちょwwww多いwwww

チャイナタウンでちょっと迷子になったので、カオサン通りまで行こうと思い、トゥクトゥクに乗る。
値段を聞くと、指で1と5を出すんで「あー、良心的だ」と思い乗った
トゥクトゥク超はえぇぇ!!ていうか揺れるwww
ちょwwwそんな狭くて人の多い道wwwこええええええwww

無事にカオサン通りに到着するも…60バーツ請求されたorz
や…確かに1と5なら6だけどさ…最初絶対15って出してたよね?!ね?!
と思いつつも、タイ語で言えないし、ちゃんと目的地に着いたので60バーツあげました …いや、正直ぼられてると思うよ。うん

ついでに、多すぎで持て余してるオレンジを一つあげる

(;゚Д)ノ● コップンカーップ(^人^ ))ペコペコ

なんだ、妙に礼儀正しいじゃないか。
ぼったくりする悪い人なのか、礼儀正しいいい人なのかよくわかりませんw

カオサン通りでタイ古式マッサージを2時間ほどねっとりとやって、心身ともにすっきりした後、ふと思いついた

「アユッタヤーにいってみようかなぁ」

バンコクからアユッタヤーまでは電車で二時間ほど。
駅まで行けば後は何とかなるだろう…レンタサイクルで周るのも良いな。
さて、とりあえず駅までいくため、現在地を確認…で、地図を広げていると英語で話しかけてくる人が。
観光客が多いところには、それを狙う人多いのです。
特に英語で話しかけてくる人には注意がいるのです。
テキトーに話してすぐ逃げ…というか、私は英語も不自由ですので、何言ってるかわかりませんww

適当に歩いて現在地を確認しようと地図を見ていると…今度はトゥクトゥクの運転手が話しかけてきました。
なんかいかにも悪っぽい雰囲気の、若いにーちゃんです。

ト:(英語で)
「今日は駅は閉まっているから、いいところに連れて行ってあげるよ。バンコクでは今、宝石を安く―」

私:(日本語で)
「駅が閉まってるって、馬鹿かこいつはwwあー、ハイハイ。宝石詐欺ね。いらんいらんww」

とりあえずスルーした後、タクシーを拾って「アユッタヤーに行きたいから、この駅に行って欲しい」といったところ…
運転手さん、英語がわからないらしいw
少し先のトゥクトゥクの運転手がいる場所まで連れて行ってもらい、英語ができるトゥクトゥクの兄ちゃんに乗せて貰う。
なんでも、TATとかいうところでチケットを買わなきゃならないとかそんな話らしい。

なんだかもアユッタヤーは行かなくてイイやな気分になってきたのだけど、とりあえずTATなるところにトゥクトゥクで行く。
まぁ、この運転手がなかなかハンサムだったってんもあるんですけどね。
で、そのTATとか言うところに行ったら、案の定アユッタヤーに行く気が喪失。もうホテルに帰っちゃおうかと。
で「今日はもうアユッタヤーはいい」というと
「そうなの?それじゃあいいところに連れて行ってあげる。バンコクでは今宝石が―」

ブルータス、お前もか!

で「ホテルに帰りたい」といったら「そこはちょっと遠い…」という。
結局もとの場所に戻られ…「ここからタクシーを拾いなよ。あ、80バーツね」
おいおい、戻ってきといてそれはないんじゃないのww
と思いつつ、100バーツ渡す

「こっちだとタクシーが捕まえやすいよ」
それはそうと、お釣りは???
と、おつりがまだですと言えないので、余りもののオレンジをあげる(またかw)

コップンカーップ(^人^ ))ペコペコ

ぼったくってお釣りはくれないけど、こういうところは礼儀正しいというかなんと言うか…なんかもう、ベビーフェイスで可愛いし、憎めないなぁ…ほんと
オレンジのお礼なのか、タクシーを止めてくれて運転手に行き先を伝えてくれる…タイ人って謎だ。

タクシーの運ちゃんは話し好きで、ニコニコガンガン話しかけてくる。
英語も結構上手い方で「あそこは新しく出来たショッピングセンターだよ」とか、色々教えてくれた。
ホテルについてタクシーの運ちゃんにもオレンジをあげたら、やはり

コップンカーップ(^人^ ))ペコペコ

…どうも、この反応はタイ人共通のようですね。


ちなみにこれがそのオレンジ。
余り甘くなくて、ちょっとパサパサしてます。

荷物を置いて再び出発。


BTSでさっき通ったショッピングセンターの方へ
一駅行き過ぎたので歩いていると、おいしそうな屋台が…そういえばお腹空いたなぁと思い(昼頃でした)、何か食べようかと。
魚のから揚げを一つ購入…食べるとこれは川魚の味です。これが噂に聞いたナマズのからあげかぁ

ショッピングセンターはお土産やが一杯でした。
日本の笙に似た楽器があったので購入。
それから、惣菜コーナーでお寿司を発見…しかしなんか変。
とりあえず買っておくことに。


UNAJI/HUTOMAKI/TOBIKO/IKURA

うなじ…??太巻きって…巻いてないじゃん!
この黒いのは何?!なんで寿司にチーズが乗ってるの??

このTOBIKOですが、黒のほかに蛍光グリーンやレッド、オレンジなどがあり…そりゃまぁ綺麗でしたよ。まるでオモチャのようです
あ、黒いのを何かと聞いたところ「ショーユー!」
緑のは「ワサビー!」だそうです…味は普通でした。意味不明です。

ところで、タイにはOISHIグループというのがあって、日本食のレストランなどを展開していて人気なんだそうです。
そのOISHIのラーメン屋「おいしいラーメン」があったので入ってみました…ラーメンが中華なのは秘密です。


とりあえず冷やし中華と冷たい緑茶のセットにしました
…冷やし中華は日本食ですからねw
さて一口…うを、なんだこの錦糸玉子の異様な甘さは!!!
まるでお菓子のような甘さです!!そしてメンマもちょっと甘いです!!!
あ、カニかまぼこが乗ってら…そういや、さっきの寿司の店にもカニかまぼこが乗った「KANI」があったな…
麺とスープは普通でした。というかむしろ美味しい方だと思う。

ところで緑茶なんですが…ほのかにジャスミンの香りがする、なぜか甘い飲み物でしたwえーっと、ペットボトルなんかのお茶も甘いです…
甘くない普通のお茶には「ノンシュガー」なんて書いてあります。
でも甘くないのは滅多にありません。マジで。

もう一度BTSに乗ってホテルの方へ
ホテルはパッポンの近くなので、パッポンのあたりをウロウロ。
薬屋さんで色々買って、ネットカフェに寄ってみる。普通に日本語もOKです。
晩御飯までには時間があるし、ふらふらしていると…ターバンを被ったインド人に話しかけられる。

イ:(英語で)「タイ語話せるか?」
私:「のー」
イ:(英語で)「じゃあ英語で話そう、君は日本人?」
私:「うん」
イ:(英語で)「そうか、日本人か。あぁ、君は可愛いなぁ。キュートだ、スウィートだ。なにか食べたいものはあるか?お酒飲むか?ビールか??私は君が好きだよ。君は?私が好きか?」
私:「…ナンパうぜー(ぼそっ)

うざいので、英語がわからない振りして、ひたすらニコニコしながら「ん?ん??」と言っていたら、諦めたらしく「バイバイ」と言われた。
そのあともそのインド人はタイ人女性をナンパしていた…華麗にスルーされてたけどw

タイのケンタッキーはどんなものかと思い、ケンタでホット&スパイシーチキンを食べる。
タイだからすごく辛いんじゃないかと思っていたけど、案外普通でした。
それより、フォークとナイフが付いてきたことに驚いたw

昨日のおばあちゃんから花輪を買い、ルンピニー公園へ。
お参りを済ませたあとはホテルでNHKを見る…福田さんに決まったのね。
シャワーを浴びてベッドで読書。
同室の人が戻ってきたので、少し話をした後就寝しました。


バンコク三日目〜帰国

バンコク最終日は、半日間のツアーでした。
朝はホテルのバイキング…中華粥ウマー

7時半にロビーで集合して、ホテルに荷物を預けたまま出発。
バスに乗って水上バスの乗り場へ行きました


メナム・チャオプラヤーを登って、暁の寺院まで。
水が茶色いのは、別に汚いからというわけではなくて、川底が粘土質だからなのです。
というか、大陸の川ってこんなもんですよね。

水は栄養豊富で、魚がたくさんすんでいるそうです。


ココが暁の寺院です。
なんでも、アユッタヤー王朝が滅んだ後、タクシン将軍がここに居を構え、トンブリー王朝を興したそうです。
トンブリー王朝時代の中心だったわけですね。
その後、トンブリー地区からバンコクに遷都された後、ココも補修されたそうです。

建物はカンボジア様式で、屋根がトウモロコシ型なのが特徴です。
アンコールワット(カンボジア)の寺院と同じような形ですね。


タイは仏教国ですが、日本の仏教よりはヒンドゥー教に近く、ラーマヤーナが存在します。
これはおそらくキンナリーでしょうか…。


かなり高い建物です…一番上、象に乗っているのはインドラでしょうか??
だとすれば、一番下で支えているのはアスラでしょうか。


アップで見るとこんな感じ。
これが建物の下のほうにぐるりといるのです。

さて、ここは階段があって上まで上れます…が、階段は一段一段が高い上に急勾配です。 下は石なので、踏み外したらかなりやばいです。
一応、手すりがあるので、しがみつくような感じで上り下りすることになります。


上から見下ろしたところ…ちょっと怖い


この階段は上りより下りが怖いw

はい、ガッツリ筋肉痛になりましたorz




猫がたくさんいました。
バッチリカメラ目線ですw

再び水上バスに乗って、今度は王宮・エメラルド寺院へ。
タイでは、王宮の敷地内に寺院を作るそうで、国の宗教行事はそこで執り行われるそうです。
バチカン市国のサン・ピエトロ寺院みたいなもんでしょうか。
ちなみに、現在の国王様はこの王宮には住んでおられないそうです。


王宮入り口では服装チェックがあります。
ミニスカート、ノースリーブ、穴あきジーンズなどはココで着替えさせられます。失敬ですからね。
王様は住んでいませんが、迎賓館などもあるので警備が厳しく、銃を持った兵隊さんがたくさんいます。
やましいことはないけど、なんとなくビクビクする不審者澪斗。




入り口からずっと奥に行くと、ラーマヤーナの壁画が描かれた回廊があり、三つの寺院が並んでいます。
国の宗教行事はここで行われるそうです。
後ろにはエメラルドグリーンのブッダがある、通称「エメラルド寺院」があります。


怖い見張りがいますね…(この中には入れません)




これが王宮です。
建物はヴィクトリア様式?のようですが、屋根がタイです。
不思議な融合というかなんというか…


白い制服の衛兵さんがたくさんいました。


アスラ(?)型に剪定された木

さて、王宮のあとはお昼ご飯を食べて免税店&自由時間です。
免税店でドリアンアイスを売っていたので食べてみました!
ドリアン味のアイスの上に、冷凍ドリアンが乗っているという代物です。

一口食べて
「…生ゴミ…?」
匂いが生ゴミ(それも玉ねぎ系)でした。
味は甘くてクリーミィですが…正直、全部食ったら鼻血出そうな感じ。

バスでホテルに戻ってから夕方の6時半まではフリータイム
この日は月曜日ということもあり、二日目に休みだったところを見に行く最後のチャンス。

二日目にいけなかったところ?もちろんシリラート病院ですよ

シリラートといえば、法医学博物館や解剖学博物館のある死体好き医学に関心のある人たちのメッカであります。
シリラート病院の博物館
※博物館の紹介ページにグロあり。注意

というわけで、ホテル帰還後すぐにフロントへ。

「シリラートホスピタル!タクシープリーズ!」と伝える。
運良く、ホテルに到着した人が乗ってきたタクシーが来たので、そのタクシーでシリラート病院へ。

これまで乗ったタクシーの運ちゃんは全員陽気な人で、今回の人もかなり陽気。
ニコニコしながらタイ訛りの英語でガンガン話しかけてきた。
あぶぶぶ。ワタシ英語ニガテヨー

訛ってる上に早口なので、半分以上聞き取れず…でも、別に怒ったり気を悪くしない、タイ人は大らかだ…。
とりあえず、46歳で26歳の子供がいることはわかった!!
ていうか若いっすねー…。

90バーツ程度でトンブリー地区(バンコクからチャオプラヤーを挟んで向かい)シリラート病院に到着。
チップにお釣りの10バーツと、残っていた最後のオレンジをプレゼント
私はオレンジおばさんか(何
んまぁ、シリラート病院というのはかなり大きくて広いところでして、正直、中は迷路のようです。
なんか、パンフレットもあったみたいだけど、全然気づかなかったorz

時間はもう15時だったので、ちょっと焦りながら博物館を探す。
所々案内の看板があるんだけれど途中で見失ったので、病院の人に聞いてみようと思い、ちょっと年配で杖を突いた看護婦さんに話しかける。

私「シーウィー、ティーナイ・カー?」(シーウィーどこですか?)
看「シーウィー?」
私「シーウィー、シーウィー…ミュージアム!」
看「ミュージアム…シー・ウィ!」

どうやら発音が悪かったようですがなんとか通じたようで、その年配の看護婦さんは威厳のある感じで頷くと「ついてきなさい」というジェスチャーをして、ナースステーションのようなところに私を連れて行きました。
そこで、タイ語でなにか書いた紙と矢印を書いた簡略地図をくれると、口頭で説明…うぐぐ、英語で言われると脳内翻訳だけでいっぱいいっぱいで、言われた道順をほとんど覚えられない

お礼を言って、うろ覚えの道案内をたどっていくと…「博物館」と書かれた看板を発見。
それに従って歩いていき、やっと解剖学博物館を見つけました。
といっても、建物の中の二部屋分だけが博物館ですけどね。
博物館というより、展示室といったほうがしっくりくるかも。
古い木造の建物で、件の博物館は「旧校舎の理科準備室」のような雰囲気。

ほのかに香るホルマリンが郷愁を誘いますなぁ…。
展示物はなかなかの迫力で、まず入り口すぐのところは縦にぶった切った頭部の標本、頭蓋骨がごろごろ。
ちょっと中に入ると、胎児の標本や骸骨がたくさんありました。
妊娠三週間の胎児とか、小指の先くらいしかなかった…
教科書なんかでは○○センチとか書いてあるだけでなかなか実感できないけど、こうやって見るとかなり小さいなぁとか、期間が進んでいくとどんどん大きくなっていって、最初はタツノオトシゴみたいなのがミニ人間になっていくのはすごいと思った。
妊娠六ヶ月の赤ちゃんの骨格標本があったけど、身長30センチくらいで4頭身くらいのミニ人間でした。
なんというかもう、妊娠六ヶ月とか完全に人間…これを見たら堕胎なんてできないなぁ。
隣の部屋は奇形児の標本がたくさんで、水頭症、無頭児、単眼症、口唇裂などなど。
特に多かったのがいわゆるシャム双子で、かなりの標本がありました。
なんというか、とにかくすごかった。

法医学博物館(シーウィー)の方は工事中か何かで開いていませんでした。
ちょっと残念です。

帰りは水上バスで帰ろう。

船着き場の近くはバザールをやっていた。
ファミリーマートの前では警察(?)が喋っている。
しかし、タイの制服って何でこうピチピチというか、超タイトなんだろう…いや、それはそれで嫌いじゃないけどね。うん。

7バーツでバンコク側、ター・チャン駅へ。
ター・チャンは王宮の側で、観光客も結構多い主要の駅。
ここから川を上ったり下ったりする水上バスに乗れるので、川を下りBTSでホテルの近くまでもどろうという計画。

自分が降りる駅名がわからないので、地図のタイ語を見ながら看板と照らし合わせていると、おばさんが話しかけてきた。

お「どこまでいくの?」
私「(地図を指差して)ニー(ここ)」
お「こっちでチケットを買うといいよ」

と、チケットカウンターとかいたところへ連れて行ってもらう。
親切だなーと思いながら、カウンターの男性に地図を見せて「ここ、ここ」というと、何人ですか?と聞かれる。

私「(人差し指を立てて)ヌゥン」
男「スモーキング?」
私「(え?乗り合いバスでタバコなんかすうの?)ノー」

男「700バーツです」


は??
700バーツ?!
それってさっきの渡し舟の…あばば、あばばばばば

結構遠いし…そのくらいするのかな
ちなみに手持ちは900バーツに足りないくらい。
これ払ったら大きいんですけど…。
タクシー拾って帰ろうかな…でも断り方がわからないぞ
(今思えば「いらない」といえばOKだったのにな)

素直に700バーツ払うと、おじさんが船着き場へ案内してくれる。
ん??なんかゲートに「ツアー」って書いて…あれ??みんなあっちにいますよ???乗り合いバスってあっちじゃ…ちょwwwなんかロングボートきたよwwww
は??乗れって???ちょwww私一人だけ乗せて出発wwwちょwwっおまwwっうぇwっうぇww

よく見たら高速クルージングだった\(^o^)/

一人でボート一隻チャーター\(^o^)/

……\(^o^)/


てめぇ!俺は乗り合いバスに乗るつもりだったんだ!!ていうか一人でチャーター便なんか乗るわけねぇだろ!常識的に考えて!!!くそぼけ!降ろせ!金返せくぁw背drftgyふじこlp!!!!!!!

ブチキレてももう手遅れ。
チャオプラヤーの上で涙目wwwww
早いけど…早いけど…金なくなってしもーたがなっ!!!!!

バンコク最後の夜はOISHIの怪しい回転寿司に行くつもりだったのに!!だったのに!!お金足りなくなっちゃったじゃないか!!怪しい回転寿司!!怪しい回転寿司ががっががががっががががが

ゆっくりのんびり川を下るつもりだったのが、あっという間に目的地到着。
船から降りるというより岸壁によじ登らなければならない、半分涙目のブチキレ状態で「うっせー!!二度とこんな船乗るか!くぁwせdrftgyふじこlp!!」と毒付きながら船から離れる。

いやもうマジで涙目ww
BTSの中でも涙目wwww

いやさ、単独行動はすべて自己責任ですから、たとえそれが半ば騙されたとしても自分のせいっすから…しかし酷い、バンコク最後の日でこれはない!なにより怪しい回転寿司が食えないのが悔しいんだ!!

とりあえずホテルに帰還。
うん、円を両替しようかなーと思いましてね…千円分だけでいいからね…しかしね、すごく素敵なことにね

財布の中に諭吉さんしかいないんですよね



  ( ゚д゚)
__(__っ/諭吉 ̄/_


  ( ゚д゚ )
__(__っ/諭吉 ̄/_


私「あのさっ、あのさっ…い…一万円の中からさ…千円だけ両替して欲しいんだけどさ…あのさ…」
カ「無理です」
私「じゃ…じゃあさ!一万円札を千円札とか五千円札に…」
カ「無理です」
私「だって、あとちょっとしかいないんだよ。1万円分もバーツいらないんだよwwっうぇwwっうぇww」
カ「無理ですー」


両替してよー!両替してよー!
   〃〃∩
     ⊂⌒( >д< )
       `ヽ_つ ⊂ノ
              ジタバタ


     ( >д< ∩
     ⊂   (
       ヽ∩ つ  ジタバタ
         〃〃

ウワァァァン!タイなんか嫌いだー!!


えとね、街の両替所でもおんなじこと言ったんですよ、でもね、みんな無理だってwwっうぇwっうぇwww

怪しい回転寿司…199バーツなの…手持ちがね…160バーツなの…えぐっえぐっ…お金足りないの…
ちくしょーーー!
バンコク最後の晩飯がマクドなんて!!!!!!!
ふへへっへへへへへ!!SAMURAIバーガー食ってやったぜ!!!ざまーみろ!!!ていうかテリヤキマックだったぜ!!!ただし、肉はポークだったがな!!!

そして残りのお金は…いつもどおり花輪を買い、ルンピニー公園で全額お布施してwwっうぇwwっうぇwww


やっと集合時間になり、ホテルからバスで空港へ。
出国手続きでメコン(ウィスキー)とナンプラーの入ったカバンをひとつ預けようとしたらなぜか返される。

うそん…預かってよ…なんでよ…

飛行機に乗るまで暇でしたよ。空港の中ではぼけっと座ってるだけで。
で、案の定、搭乗前の手荷物検査で
メコンとナンプラー没収\(^o^)/


え…液体だからっ…一つあたり100ml超えるとだめだからっ
…空港の中で買ってないからっ…
ほら…バイオテロとかあるじゃん…だから…ね…悲しいけど、大人だからさ…ほら、協調性とか…規則とか…大事だから…






俺はテロを許さんぞーー!!JOJO−−−−!!!!




なんかしらんけど、航空会社の都合で預かってもらえなかったばかりに没収とは理不尽じゃないですか…orz

そして、帰りの飛行機…冷房効きすぎで寒かった…席に備え付けのテレビは、またしても使えなかった…隣の席は知らない人で、トイレに行くときに足を跨いで行きゃいいものを、わざわざ「すいませーん」とかいって起こしてきやがる
起こされたくないから座席に丸まって寝たら、狭くて足がしびれて熟睡できない…

関空に付いたのは5時代、リムジンバス始発は6時半
持ってるお金は諭吉さんと108円…コーヒー買えない…両替もない…

なんか飛行機で風邪引きやがりましたよ
そのうえ、極め付けに手提げの中で香水が漏れてる\(^o^)/


神がかり的なツキを発揮しつつ、無事帰宅
とりあえず、これだけは言える
宝石を買えと薦められたり、正体不明のインド人にナンパされたり、トゥクトゥクでぼったくられたり、一人で船をチャーターさせられたりしたけど、タイは好きです






二日後、神戸の輸入食材店でナンプラーを買ったのは秘密
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