昼下がりの憂鬱

猫は微笑みながら眠る。まるでそれだけがすべての様に。

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昨日、インド料理屋で

久しぶりにスカートはいて、女らしい服で外出。晩御飯は一人で、近所のインド料理屋に行った。
行った時間が早かったせいか、客らしい客はおらず、店はインド人の溜り場状態。
見るからにコンピュータエンジニアという感じの青年が二人(うち一人はなかなかハンサム)
日本語が話せないコック一人
黄色いシャツのインド人(オーナーの友達、ジャイアンと命名。黄色いから)
日本語ぺらぺらなインド人オーナー
店内に飛び交うヒンディー語、モニターに写し出されているのはインド映画
当然、あちらの言葉…本当にここは日本なのか?

んで、まぁ有名な話っちゃ有名な話なんですけど。
インド人は女好きていうかとりあえずナンパな人たちなのです。
ある意味、インド人のテリトリーに日本人女性一人。当然ナンパされないわけがない。

目が合うたびにみんな「にたっ」と笑ったり、ウィンクしたり…日本語が話せないコックまでやたら微笑んでくるではないですか。
しかも無意味にテンション高い。特にジャイアンはこれ見よがしにアピールをかましてくる。黄色いの、ちょっと落ち着け。

料理が出て来るのを待っていると、映画の中でケータイが鳴る。

ピリリリ!ピリリリ!ピリリリ!プッ(←とった音)

ジ「ハローダーリン♪」

お前じゃねええええええ!!!!!

地味ウケしていると、ジャイアンが点数を稼いだと思ったのか、オーナーはジャイアンを小突いてニヤニヤ笑い、「ゴメンナサイネー」と言った。
いや、気にしてないからwww

料理を食べていると、ジャイアンが店から出て行く。帰ったのかなーと思っていると、数分後ビール持参で帰還。
ていうかジャイアン、店のスタッフでもないのにカウンターの中入って、そこらへんにあるものを摘んだりしている。

食べ終わる頃、エンジニア二人組みが席を立った。
彼らは私の後ろにいたので話しかけたりしてこなかったけれど、レジのところでオーナーと立ち話しながら、こっちを時々見ていた。
ハンサムな方(ちょっとヨーロッパ系の顔立ちだった)が仕立ての良いクレリックシャツを着ていたので
「いいなー、ああいうシャツ欲しい」と眺めていると、目が合ってしまった。
で、やっぱり「ニッコリ」と微笑まれる。

……ハンサムに微笑まれると、目を伏せてしまうのは仕様です。

で、二人が帰った後、客は本格的に私一人。
テンションだだ上がりのオーナーとジャイアン。
「さっきの二人はエンジニアだよ」と言うので
「コンピュータエンジニア?」と聞くと「そうそう」とのこと。
見るからにエリート層出身のコンピュータエンジニアだったけど、その通りだったとは!

その後は「仕事ナニシテル?」「ケコンまだ?」「ヒトリ?」「オトーサン、オカーサンは?」「家チカク?」の質問攻め。

ジャイアンがおもむろに「ビール飲む?」という。
「いや、飲めないんです」
「少しも?」
「うん」
「チョットくらい大丈夫!」
「や、ほんま無理です」
「少しだけ〜」
「いや、マジ無理ですから」

オーナーが「じゃあ何かドリンク?ラッシーする?サービス!」
といってラッシーを出してくれた。
トイレに行って戻ると、またしてもジャイアンが

「お酒飲まない?」

ジャイアン自重wwwwww

てか、お前は私に酒を飲ませて何がしたいんだw

なんでも姉妹店が幾つかあるらしく、兵庫駅近くにもあるとか。
で「ヨカッタラ、コッチモキテネ」といって、お店の名刺をくれる。
地図が書いてある面んは手書きで「20%」と…つまり、これを持っていったら20%引いてくれると言うことですね、わかります。
で、表面を見ると、店の名前の下にオーナーの個人ケータイ番号が書かれていた。

オーナー特権ですね、わかります。

ラッシーを飲んでいると、更にジャイアンのつまみ用に作ったチキンティッカが一欠けら回ってきた。サービスサービスゥ〜
チキンティッカは美味しいけど辛い。思わず「辛い。」と言うと、オーナーがジャイアンを指差し「酒飲みは辛いものが好きだからー」という。

ラッシーを飲み終えるころ、日本人のおじ様ご来店。
ナンパ攻勢が収まったところで店を出ました。
いやはや、ラッシー美味かった。
トルコ料理屋でも、女のかっこして一人で行くとチャイが頼んでもないのに出てきたことがある(それも一度ならず)が、こんなときだけ女で得したと思ってしまうのである。
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